アルバムセラピーでできる自己分析の方法
写真が導く新たな発見
12月8日は『アルバムセラピーの日』。
アルバムセラピーとは、2015年に設立された日本アルバムセラピー協会が推進し、毎年12月8日は「アルバムセラピーの日」として制定され、写真やアルバムを通じて「本当の自分の幸せ」を見つける自己発見の方法です。
昨今、SNSが普及しスマートフォンで手軽に高機能カメラのような写真を撮ることができるようになりました。無意識に撮影をした写真のなかに、自分にとって思いがけない幸せとの出会い(セレンディピティ)が隠れているかもしれません。そんな素敵な偶然との出会いを引き寄せる手法として、今注目を集めているのが「アルバムセラピー」です。
参考:「セレンディピティ」って何?
https://m.otsumami.with-us.co.jp/m-otsumami/library/exec_ca_mkm
目次
1. アルバムセラピーの実践方法とポイント
アルバムセラピーを始めるにあたって、まずは基本的なステップを押さえましょう。
■基本ステップ
【準備】
・写真の収集と整理から始めましょう
・時系列に沿って写真を並べ替え
・直感的に気になる写真を選別
【振り返りの時間】
・写真から感じる感情を言葉にしてみましょう
・記憶を整理し、当時の状況を思い出してみましょう
・写真に写る場面やシチュエーションのパターンを見つけます
【気づきの展開】
・新しい視点で写真を見直してみましょう
・未来の自分がどうなっていてほしいか、夢や目標を考えてみましょう
・思い描いた未来の自分に近づくために、どんなことをしたら良いか考えてみましょう
【実践のコツ】
選んだ写真を見ながら、その時の感情を言葉にすることで記憶を整理しやすくなります。そうすることで自分の行動や感情のパターンが見えてくることがあります。アルバムセラピーを行う過程のなかで、新たな視点を見出し、理想の自分に近づくための具体的な行動計画へとつなげていくのです。
すぐに新しい視点が見つからなくても、決して焦らず自分のペースで進めてくださいね。何より直感を大切にすることがアルバムセラピーを行ううえで非常に大事になってきます。
写真を見返していたら、つい思い出に浸ってしまい、気が付いたらあっという間に時間が経過していた、なんていうことも多いかと思われます。
2. アルバムセラピーがもたらす発見
アルバムセラピーを行うことで、思わぬ発見や、心の変化が生まれる可能性があります。たとえば、それは自己肯定感の向上であったり、自身の可能性、人生の方向性の明確化が挙げられます。
実際の具体的な例として、育児アルバムを見返すことで新しいビジネスのヒントを得たという人や、旅行写真から理想的な暮らし方を発見した、家族写真を通じて人間関係の築き方について学んだ、など様々な気づきの事例が報告されています。また、実は自分が気が付いていなかった好きなモノや新たな趣味にも出会うことができる可能性を秘めています。
3. デジタル時代の活用法
現代では、スマートフォンで数万枚の写真や動画を、すぐ手元で撮影・確認をすることができる便利な時代です。また、さらにはSNSで写真をすぐに共有をして楽しむこともできます。
【デジタルならではの利点】
■写真の整理
スマートフォンに保存された写真は、月に一度程度の定期的な整理がおすすめです。例えば、失敗写真の削除や、旅行写真などのジャンル別フォルダ分けを行うことで、必要な写真がすぐに見つかるようになります。
■クラウドなどのデジタルアルバムの利用
大切な思い出は、Googleフォトなどのクラウドサービスを利用してデジタルアルバムを作成することで思い出を分かりやすく管理できます。
■SNSアーカイブの活用
InstagramやFacebookなどのSNSに投稿した写真は、それ自体が立派な記録として機能します。投稿時のコメントや位置情報と共に保存されるため、後から「いつ」「どこで」撮影したかを簡単に確認できます。
■簡単に共有ができる
家族グループLINEで写真を共有したり、クラウドアルバムで旅行の思い出を共有したりと、離れて暮らす家族との思い出共有も簡単です。
■検索機能の活用
「去年の夏祭り」「子どもの運動会」など、キーワードや日付で検索できるのもデジタルならでは。AIが写真の内容を認識してくれるため、「海」「花火」といった画像の特徴での検索も可能です。
このように、場所を選ばず共有がとても簡単だったり、検索機能を使って特定の写真をすぐに見つけられることなど、デジタル写真には多くのメリットがあります。ただし、位置情報の共有などによる他社とのトラブルなどデジタルならではのトラブルにも十分注意をしましょう。
4. まとめ
アルバムセラピーは、単なる思い出整理を超えて、人生における新たな可能性との出会いを導きます。写真という具体的な手がかりを通じて、私たちは自分自身の中に眠る可能性や、まだ見ぬ幸せとの出会いのチャンスを見つけることができます。
特に子育て中の親にとっては、日々の忙しさの中で見失いがちな自分自身を取り戻す機会となり、家族との絆を深める効果も期待できます。
【編集後記】
アルバムセラピーを実践してみました。
私はスマートフォンで定期的に空の写真を撮影していることが分かりました。
写真は2010年頃から遡ってみたので画質が荒いものもありますが、どうやら私自身は夕暮れ時が好きみたいですね。
振り返ってみましたが、そういえば空を見上げることで、ものすごく感動をしたり気持ちが晴々として救われたことが何度もあったなぁという発見がありました。
アルバムセラピーを通して私から皆さんへおススメしたいことは、なんだか息抜きをしたいときは外に出て「空を見上げてみること」です。
このようなアルバムセラピーは、自身の思いがけない出会いに繋がります。ちょっとしたことで明日がキラキラするようなことを「セレンディピティ」という言葉で表現することがあります。こちらからより詳しく知ることができます。
定期的に空の写真を撮影していたことが、このような形で記事になることもある意味セレンディピティなのかもしれません。
皆さんはアルバムセラピーを行うことで、どんな気づきがありますか?
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